【2024年完全版】床の防音対策で騒音トラブルを解決!注意点やポイントを解説
近隣トラブルの中でも最も多いのが騒音に関するものだと言われています。騒音トラブルになる音の種類は様々で、隣家との距離が近いほど発生する確率が上がるため、どちらかと言うと戸建ての住宅よりもマンションやアパートなどの集合住宅では防音対策が必要不可欠です。
防音と聞くと、隣家からの音で悩まされないための対策をイメージするかもしれませんが、自分の生活音を隣家に聞こえさせないようにするためにも重要です。今回は防音リフォームには、どのような種類があり、注意すべき点は何かなどを解説していきます。
快適な暮らしと騒音問題には深い関係があります。
住民一人ひとりが互いの生活音を配慮し、防音対策を施すことが大切です。
トラブルの軽減につながるだけでなく、心安らかな生活を送ることができるでしょう。
防音・吸音専門
マヤサウンド
マヤ商会株式会社
スタジオ、ホール、映画館、音楽室、オーディオルーム、オフィス、会議室、談話室などの空間の音響にかかわる内装工事を主な事業としており、関西を拠点に北海道から九州まで幅広く防音工事を請け負っています。
2006年の創業から一貫してデザイン性と音質にこだわった音響の内装工事をしてきました。
現在では、そこで培った経験から防音製品も製作・販売しております。
住宅で床の防音対策が重要な理由
マンションに住む場合、上階の住人の足音や物音に悩まされることがあります。これらの騒音が頻繁に発生すると、日常生活に支障をきたすことがあります。例えば、眠りが浅い人は上階の足音で目が覚めたり、音が大きいと作業が手間取ってしまったりすることがあります。また、自分の住まいから出る音が隣人に迷惑をかけているとクレームを受けた場合も、ストレスを感じることがあるでしょう。これらの問題は、床の防音によって解決することができます。遮音性の高い床材を選ぶことで、騒音を軽減することができます。
それによって、下階の住人にとって快適な環境が実現され、トラブルを回避することができます。
どんな種類の音が騒音トラブルに繋がる?
そもそも音には2種類ある
自分の生活音が下の住人に聞こえていないか心配に思う方は多く、アパートでの騒音トラブルを避けるために床の防音対策が重要です。しかし、床の防音対策をする前に知っておくべきことは何でしょうか?
それは、音の種類と遮音性能です。
空気伝搬音と固体伝搬音
空気伝搬音
空気伝搬音とは、空気中を伝わる音のことです。
主に人の声や楽器の音、車の騒音などが空気伝搬音の例として挙げられます。
空気伝搬音は、空気分子の振動が音の波として伝わることによって生じます。この振動は、音源によって発生した振動が空気分子を動かすことで発生し、空気分子の振動が空気中を伝わるため、直線的に伝播する性質があります。
また、空気中を伝わるため、障害物に遮られると音の強さが弱くなっていきます。
空気伝搬音の周波数は、20 Hzから20 kHzまでの間にあります。
この範囲を超えた音は、超音波として知られています。また、空気伝搬音は、音の強さが弱くなることで低減されるため、遠くから聞こえる音の強さが小さくなることもあります。
空気伝搬音は、日常生活において非常に重要な役割を果たしています。
例えば、人の声や楽器の音などは、空気伝搬音によって伝わるため、人と人とのコミュニケーションに欠かせないものとなっています。しかし、同時に、空気伝搬音が原因となって、騒音トラブルが発生することもあります。そのため、適切な防音対策を行うことが必要です。
固体伝搬音
固体伝搬音とは、物体の振動が固体内で伝わることによって発生する音のことです。
直接振動が発生した物体を通じて伝播するため、空気伝搬音と比べて高い周波数の音を伝えることができます。
例えば、机の上に物を落としたときに聞こえる音は、物が机に当たることによって生じる振動が机の表面に伝わり、その振動が机の内部を通じて床や壁に伝わることで生じる固体伝搬音です。同じように、隣人が壁にドアを閉める音や、階下の住人が床を踏む音も、振動が建物の構造物を通じて伝わっている固体伝搬音になります。
固体伝搬音を遮断するためには、遮音材を使用して建物内部の物体の接触を減らすことが一般的です。
遮音材は、軟質素材や断熱材を使用することで、振動の伝搬を効果的に減衰させることができます。
例えば、床の下に敷く遮音マットや、壁の内側に断熱材を詰めることで、固体伝搬音を遮断することができます。ただし、固体伝搬音は建物の構造物を通じて伝わるため、完全に遮断することは難しい場合があります。
個体伝搬音は「重量衝撃音」と「軽量衝撃音」の2種類があります。
重量衝撃音と軽量衝撃音
重量衝撃音と軽量衝撃音は、床から発生する音の種類のひとつです。
それぞれの音の特徴や発生原因について詳しく見ていきましょう。
重量衝撃音
重量衝撃音は、重い物体が落ちたり、家具を移動させたり、歩くときの足音など、床に強い力が加わったときに発生します。
この音は低周波数であり、非常に大きな音圧レベルを持つため、下の階に響き渡って迷惑となることがあります。
例えば、上の階で重い物を落としたり、ダンベルを落としたりすると、下の階の住人にとっては大きな騒音になります。
重量衝撃音は完全には防ぐことが難しいというのも特徴の一つです
軽量衝撃音
軽量衝撃音は、軽い物体の落下音や足音、机やイスの移動音など、床に軽い力が加わったときに発生します。
重量衝撃音に比べると、音圧レベルは低く、高周波数成分を含むため、下の階に響き渡りにくいです。
しかし、軽量衝撃音も日常的に発生するため、長時間にわたって騒音となることがあります。
床の防音対策を考える際には、重量衝撃音と軽量衝撃音の両方に対処する必要があります。
適切な材料を使用して、床の遮音性能を向上させることで、上の階からの騒音を低減することができます。また、下の階でも、耳栓やホワイトノイズなどの対策をすることで、騒音によるストレスを軽減することができます。
遮音性能を表すL値とは?
L値は、建築物における建材の遮音性能を表す指標の一つです。
建築物においては、建材や構造の遮音性能が高ければ高いほど、外部からの騒音や隣室からの騒音を低減することができます。
L値は、建材の遮音性能を測定する際に用いられる指標で、単位はデシベル(dB)です。L値は、一定の周波数帯域における遮音性能を表しており、その周波数帯域は、通常100Hzから3150Hzの範囲となっています。
L値が高いほど、建材の遮音性能が高くなります。L値が大きい建材は、建物内部での音響環境を改善するために、床や壁、天井などに使用されます。
一般的に、L値が50dB以上であれば、十分な遮音性能を持った建材とされていますが、建物の用途や周囲の騒音レベルによっては、より高いL値が必要な場合があります。
また、L値は建材の種類によって異なります。
例えば、同じ厚さの壁でも、コンクリートブロックや鉄筋コンクリートの壁と、軽量鉄骨の壁ではL値に差があります。遮音性能を重視する場合は、建材のL値を確認することが重要です。
これらをふまえて床の防音対策におすすめな方法をご紹介していきたいと思います。
床の防音対策におすすめな方法
床の防音対策には、様々な方法があります。
代表的な方法としては、防音マットやカーペット、スリッパを使うなどが挙げられます。
その中でもおすすめしたいのが防音カーペットです。
【防音対策】防音タイルカーペット
賃貸住宅などでは、騒音対策をすることに制限があることが多いですが、全くできないわけではありません。
防音性能が高いカーペットやマットを導入することで、手軽かつコストパフォーマンスが良く、効果的な方法があります。
床の上に防音マットを敷いた上に、防音カーペットを敷くことで、音を効率的に遮断することができます。
静床ライト
「静床ライト」とは、建築物の床に施工される防音タイルカーペットです。
通常と比べて、騒音を遮断する性能が高く、部屋の中での音響環境を改善することができます。また、床材としての機能も持っており、耐水性や耐摩耗性に優れていることが特徴です。静床ライトは、設置がとても簡単で、既存の床に置くことができるため、住宅やマンション、ホテル、病院など様々な建築物で利用されています。
静床ライトは下の階に伝わる音を軽減してくれる防音タイルカーペット『静床ライト』
商品カラー 合計8種類
・オフホワイト ・チャーコール ・ブラウン ・シープホワイト ・ライトブラウン
・オレンジ ・ブルー ・グリーン を画像を参考にお選び下さい
静床ライトを敷く前55デシベル(下の階に少しうるさく伝わるレベル)
静床ライトを敷く後45デシベル(ほとんど気にならないレベル)
3重バッキング構造
ガラス繊維補強PVC+特殊ポリエステル不織布+PVC(ポリ塩化ビニル)
一般的なカーペットは約6mm、静床ライトは9.5mmの厚さになります。
その事により防音効果が大幅に高まります。
【作業方法】
下の階への防音が気になる→並べるだけで簡単設置→防ダニ加工をしているので安心
→水洗い可能なので家庭で継続使用可能
こんな方におすすめ
・お子様がいるご家庭
・おもちゃで遊ぶ音
・スリッパのバタバタ音
・ペットの足音
・椅子を引きずる音
etc
静床ライトの特徴
- 防音性能
- 水洗い可能
- かんたん設置
- 断熱効果
静床ライトの効果検証動画はこちら
床の防音対策をする際の注意点
床の防音対策をする際には、施工方法や材料の選定などに注意が必要です。
床材の下に防音材を敷く場合は、床材の強度に注意する必要があります。例えば、薄い床材を使用している場合には、防音マットを敷くことで床が沈み込んでしまい、逆に騒音が増幅することがあります。そのため、床材の厚みや強度に応じた防音材を選ぶ必要があります。また、施工方法によっても遮音効果に差が出るため、施工には専門知識が必要となります。
DIYで行う場合には、注意深く作業を行い、正確な知識を得ることが必要です。
まとめ
床の防音対策は、騒音トラブルを防ぐために欠かせないものです。
上下階の足音や、家具の移動音、趣味で楽器を演奏するなど、生活音が多くなるマンションでは、特に重要な対策です。
効果的な防音対策には、防音カーペットがあります。しかし、施工時には注意点があり、適切な厚みの選定も必要です。防音対策を行う際には、専門家に相談して、正しい知識を身につけることが大切です。
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